うわばみのうわごと

酔っぱらいの言うことですから。

熊本・大分で温泉ざんまいの旅①(計画編)

6月、今年の夏は海外は無理という最終決断を下した。何事もなければ、3度目のフィンランドと、初めてのスウェーデンの予定だった。スウェーデンに上陸すれば、北欧5ヶ国コンプリート達成である。ストックホルム郊外の世界遺産「森の墓地」で大女優グレタ・ガルボのお墓参りをし、クルーズ船でフィンランドに入り、まだ行ったことのないフィンランド中部から北に向かおうという計画だった。

 

代わりにどこに行こうか?

真っ先に候補に挙がったのは未踏の地北海道。

それから四国一周。祖谷温泉と道後温泉に浸かり、四万十川でじゃぶじゃぶする。

奈良南部最深部と和歌山の山奥でひっそりと自炊する。

そして九州。

 

しかし6月の北海道はコロナでてんやわんやだった。なんだか行ったら悪い気がした。もっともススキノで呑もうなどという気は毛頭なく、ただモエレ沼公園だけ行ければよくて、あとは随所で山に登りつつ、北海道の縁を車で回ろうと思っていた。

 

近いのに遠い北海道。縁が薄いのだろうか。

 

次に四国が候補から落ちた。1週間以上滞在するからには、そのうちの何日かは温泉に入りたい。しかし、お盆の掻き入れどき、しかもコロナでどこも内情が苦しい中、おひとり様がうまいとこ一泊でも温泉旅館に泊まれるかというと、そう甘くはなさそうだった。

 

奈良南部は、目的の一棟貸しの宿が、小さい棟からすでに埋まっており、一人には大きすぎる棟しか残っていなかった。みんな仕事早いね。

 

ならば再び九州へ。

 

九州は過去に2度訪れている。最初は福岡市内に二泊三日、福岡の町で買い物し、太宰府天満宮でかの有名な梅を見た。2度目は大分の温泉に三泊四日、長湯→湯布院→鉄輪と温泉を梯子した。湯布院は自分には全く刺さらなかったが、長湯と鉄輪は、ここなら一生住めると思うくらい気に入ってしまった。

 

残念ながら、前回長湯温泉で泊まった宿は、連泊は確保できないとの返答だった。どうやら私が心配するまでもなく繁盛しているようで、逆に安心した。鉄輪の方はOKとの返答。

 

そして、地震以来、必ずいつかと思っていた熊本。熊本で温泉といえばまず黒川温泉。長湯からも近い。「黒川温泉一旅館」を掲げるだけあって、公式サイトから日付と人数を打ち込めば、おひとりさまでも泊まれる宿をパシッと出してくれた。

 

全日程の宿を押さえた。飛行機はガラガラで問題なくチケットは入手。空港からのレンタカーもある。

 

よし行ける!